レバレッジ

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引用URL https://short.gy/cMliYt


「ハイレバレッジは危険!」。

 

よく聞く言葉だが、それは正しくもあり、間違ってもいる。

 

ハイレバレッジ(以下、ハイレバ)の仕組みが危険なのではない。本当に危険なのは、その意味も分からずに仕組みに振り回されているトレーダーの態度である。

 

「よく分かんないけど、ま、いいかぁ」と思っているのなら、大事故につながる可能性が非常に高い。

 

ハイレバを危険なものとして扱うのか、便利でありがたいものとして活用するのか。

 

どちらを選ぶのも個人の自由となる。

 


レバレッジというのは、結局、手付金が多いか少ないかということだ。

 

例えば、ドル円が100円だった場合、レバレッジ無し(レバ1倍)で1万通貨持とうと思ったらいくら必要になるか?

 

 100円 ×10,000通貨 = 100万円

 

ということになる。本来、100万円払ってやっと1万通貨持つことができる。

 

だが、FXはレバレッジをかけられるので、自分が使っているFX会社が提供するレバレッジが100倍なら、本来必要になる金額の100分の1で同じだけの通貨量(ロット数)を持つことができる。

 

この場合なら、

 

 100万円 ÷ 100倍 = 1万円

 

となるので100万円も準備する必要はなくなり、1万円持っていれば1万通貨を持つことができる。

 

もしこのレバレッジが100倍ではなく1,000倍だったら、

 

 100万円 ÷ 1,000倍 = 1,000円

 

ということになる。

 

レバレッジというのは、何分の一のチカラで欲しい物が手に入るか、という考え方。

 

何も難しいことはない。

 

レバレッジが高ければ預けるお金は少なくて済み、レバレッジが低ければそれだけ多くのお金を預けなければいけなくなる。ただそれだけのこと。

 


多くの人がハイレバは危険だと言っているのは、少ない資金で多くの通貨量を持ち過ぎてしまうからだと思う。

 

多くの通貨量を持つということは、一気に大金を稼ぐことができることを意味する。

 

ただしそれは同時に、相場が逆に動いてしまったら多くの通貨量を持っているがために一気に資金を失ってしまうことも意味する。

 

大事なのは、少ない資金で多くの通貨量を持つことが可能だからといって、できるだけ多く保有しようなどとしないこと。

 

それをやってしまうと逆に動いたときに大ダメージを負う。

 

これは、相手に攻撃を仕掛けたのにそれを跳ね返されるのと同じこと。自分がどれだけ力を込めて攻撃したかで、自分に跳ね返ってくるダメージが決まる。

 

攻撃が決まれば自分は有利になるが、もし跳ね返されたら有利どころか追い詰められることになる。

 

だから、「これだけの通貨量を持ってこれだけ逆行したら、これだけ資金を失う」という計算をしてから保有量を決める必要がある。

 

簡単な算数をするだけで大ダメージの危険は簡単に回避できるのだから、安いものだと思う。

 

たくさん持つことが可能だからといって、自分の資金量が変わるわけではない。このことを見落としてはいけない。自分で自分を危険へと導くことになってしまう。

 

元々の資金が少ないのに大勝負をすれば、それは単なるギャンブルになる。

 


トレードをするときに意識した方がいいことがある。

 

それは、「自分でコントロールできることはコントロールする。コントロールできないことは手放す」。

 

これを徹底するだけでトレード成績をまったく違ったものにできる。

 

有利な権利を放棄して運まかせやギャンブルをしてしまうから資金を大きく失ってしまうことになる。

 

出し惜しみや手抜きをしていて勝てると思わない方がいい。

 

リスクは自分でコントロールできる。

 

それはレバレッジが高くても低くても変わらない。リスクはコントロールできるのである。

 

レバレッジが低い=安心、ではない。レバレッジを活用しないのならFXをやる意味が無い。

 

もし、どうしようもなく損失が怖いのなら外貨預金でもやっていればいいのだ。

 

レバレッジが高い・低いは単に、FX会社に一時的に預けるお金(手付金)が多く必要になるのか、少なくて済むのかの違い。

 

ただそれだけのこと。焦らずにじっくり行けばそれでいい。

 


最後に単純な例を出してみる。

 

自販機の缶ジュースを思い浮かべてほしい。缶ジュースは通常130円だが、所持金が130円のときにそれが10円で買えたらどうだろうか?

 

13本買うこともできる。2本買うこともできる。5本買うこともできる。

 

浮いたお金で、より多くの缶ジュースを買うことができる。

 

ただ、FXの場合は缶ジュースとは違って、その買ったものが財産にもなれば、危険な凶器にもなる。

 

凶器も1つくらいなら簡単に対処できるだろうが、数が多くなってくると対処しきれなくなる。

 

そして最後はどうしようもなくなって強制的に退場させられる。

 

これがレバレッジの威力であり、怖さ。

 

自分がどんな態度でトレードに臨むのか。それによって結果はどうとでも変えることができる。

 


「保有量は自分で決めていいよ」と言われたからといって、持ちすぎればすぐに自滅してしまう。

 

これは他人事ではない。クリックひとつで自分の現実にすることができてしまう。

 

レバレッジが高いか低いかは問題ではない。むしろ、高い方がお得になる。

 

「自分でコントロールできることはきちんとコントロールする」。

 

それをするかどうかの問題なのだ。

 

やるべきことを放棄せずに丁寧にやっていけば、余計なリスクは簡単に回避できる。

 

リスクを極力回避しながらチャンスを狙っていくことで、必ずや大きな利益へとつながる。

 

そのチャンスが来たときに力尽きていては話にならない。

 

チャンスはやってくるのを待つのではなく、自分で生み出してつかみ取りにいくものだ。