勝率よりも大事なRRR

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引用URL https://short.gy/CNCguh

 

トレードで資金を増やすにはエントリーをしなければ話が進まない。

 

だが、エントリーする前に決めなければいけないことがある。

 

細かく挙げればいくつもあるのだが、先日話したように絶対に外せないのが、

 

 ・エントリーの位置
 ・損切りの位置
 ・利確の位置

 

の3つ。

 

考える順序としては、

 

 エントリー位置 → 損切り位置 → 利確位置

 

の順で考える。

 

まずは、エントリーするために引き付ける位置を決める。「引き付ける」というのが大事。

 

その後、そこでエントリーするなら損切りはここでするという位置を決める。

 

なお、損切りの位置は自分の都合で決めるのではなく、チャートを見て相場の状況に合わせて決めること。相場を無視したトレードをしても資金が減っていくだけになる。

 

エントリー位置、損切り位置を決めたら、最後に利確位置を決める。

 

「エントリーさえすれば、損切りと利確の位置はエントリー後に決めてもいいんじゃない?」と考えるのは甘すぎる。

 

3つを事前に決めてエントリーする場合と、そうでない場合。自分でその両方をやってみればいい。答えはすぐに分かる。

 

エントリー前に

 

 ・エントリーの位置
 ・損切りの位置
 ・利確の位置

 

の3つを必ず決める。その3つを決めて初めて、そのエントリーはする価値があるかどうかを検討できる。

 


「検討」と言ったのは、トレードをする以上、この3つの要素はセットで扱う必要があるからだ。そうしなければ資金は増えていかない。

 

検討することで自分に有利なエントリーだけを厳選して行うことができる。

 

厳選は卑怯ではない。

 

厳選は利益につながり、さらなる利益につながる。

 

自分に不利になるようなエントリーはしない。それはチャンスではない。むしろ、ピンチだ。余計なことをしないという決断は資金を守ることになる。

 

つまりは、エントリーには取捨選択が必要ということだ。

 

自分に有利なエントリーの判断方法は、エントリー位置を基準にして、損切りまでの幅と利確までの幅を比較することで判断できる。

 

例えば、ドル円でトレードをするとして、102.00円でエントリーしようと思ったとする。

 

自分でチャートを分析した結果、損切りを101.50円ですることに決め、利確を103.00円にするのが妥当だと判断したとする。

 

その場合、マイナス方向の幅である損切りの幅は0.50円、プラス方向の幅である利確の幅は1.00円となる。

 

このプラスとマイナスの比率を見る。

 

マイナス方向が0.50円。プラス方向が1.00円。

 

 0.50円 : 1.00円 = 1 : 2

 

となり、このエントリーは損よりも利益の方が大きくなることが見込めるのでトレードする価値があると判断できる。

 

マイナスとプラスが1:2ということは、2回負けても1回勝てば収支は±ゼロにできるということ。

 

この、損失と利益の比率のことを「リスク・リワード・レシオ」と言い、「RRR」と表現したりもする。一般的には、単に「リスク・リワード(RR)」と呼ばれることが多い。

 

「リスク」が損失、「リワード」が利益、「レシオ」が比率のことを意味する。

 

日本語にすると「損益比率」と呼ばれる。

 


ここまで考えて、初めて「勝率」のことを考える段階に入る。「まず最初に勝率の高い手法を・・・」と考えるのは間違いだということ。

 

その理由として、仮に、リスク・リワードが1:2で勝率が50%しかなくても、トレードを繰り返せば繰り返すほど資金は増えていくのだから。

 

数字を入れて考えると分かりやすいと思う。

 

リスク・リワードが1:2なので、分かりやすいように、負けたときは1万円の損失、勝ったときは2万円の利益になるとする。

 

勝率50%なので、10回トレードをしたとすれば平均して5回負けて5回勝つことになる。なので、計算は

 

 -1万円×5回 + +2万円×5回 = -5万円 + +10万円 = +5万円

 

となる。

 

つまり、リスク・リワードが1:2で勝率50%のトレードができれば、トレードを繰り返すことで資金はどんどん増えていく。

 

だからこそ、チャンスの取捨選択が必要になる。

 

通貨ペアは何十種類もあるので、多くの通貨ペアを監視するのは少し大変だろうがチャンスがどこにも無いなんてことはないはず。

 

チャンスを厳選して、不利だと思うときは手を出さずに静観する。そして厳選したチャンスのときだけエントリーする。

 

資金というのは厳選したトレードを繰り返すことで増やしていくことができる。

 


FXを始めた当初は「勝率」に目が行きがちだが、本当に必要なのは「リスク・リワード」の考え方。

 

リスク・リワードを無視して勝率だけを追い求めても資金は増えていかない。

 

極端な例として、100回トレードをして+1pipを99回獲って-100pipsを1回食らう手法を使ってトレードすれば勝率は99%だ。だが、これを繰り返せば繰り返すほど資金は減っていくことになる。

 

損益の計算は

 

 -100万円×1回 + +1万円×99回 = -100万円 + +99万円 = -1万円

 

となる。ちなみに、この場合のリスク・リワードは

 

 リスク : リワード = 100 : 1

 

ということになる。リスクの方が大きい勝負をわざわざ選んでトレードをする必要は無い。

 

そうではなく、勝率が50%くらいの手法であっても、リスク・リワードが高いと判断できるときだけトレードをしていけば資金は着実に増えていく。

 

実際、勝率は50%ほどで十分だと思う。本当に大事なのはリスク・リワードなのだから。

 


利益とは、チャンスを厳選して行動した結果、得られるもの。

 

高い勝率を求めようとする前に、高いリスク・リワードでのエントリーを厳選することが大事。そのようなトレードを繰り返すことで自分の資金が増えていく。

 

自分との約束として、リスク・リワードが1:2以下のときはエントリーしないと決めておいてもいい。もちろん、1:3以上のときでなければエントリーしないというような決め方でもいい。

 

エントリー前にエントリーの位置、損切りの位置、利確の位置を決める。

 

その後にリスク・リワードを判断して実際にエントリーするかどうかを決める。

 

そして後は自分の計画通りに行動する。それを繰り返せばいい。

 

これが利益につながるトレード方法。何も考えずにエントリーしていては資金も時間も無駄に減らすだけになる。

 


要は、バランス。自分に合っていると思えるやり方を使うことを大前提とし、利益が出やすい状況だけを狙い撃ちしていく。

 

トレードをする以上、出し惜しみをしたり「これはちょっと卑怯かなぁ」なんて考える必要は無い。

 

相場は本気を出してもいい場所。本気になって全力を出すべき場所。

 

そうでなければ、やられるのは自分だ。