確率を実感する

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引用URL https://short.gy/f9JKxB


相場に絶対確実の100%は無い以上、確率で考える必要が出てくる。

 

「考える」というよりも、自分にとっての「当たり前」にする必要がある。

 

考えればできる程度では不安しかない。

 

普段、外出するときは靴を履き、雨が降ってきたら傘を差すと思う。

 

それくらい、トレードをするときは確率で考えることが当たり前になっていないと苦戦することになる。この場合の苦戦するとは、資金が安定して増えていかないことを意味する。

 

確率で考えるというのは、「区切り」を持つと考えてもいい。

 


極端な例えだが、1回試してみて勝てた手法があるとする。

 

その手法に全財産をかけて資金を増やしていこうと考えるだろうか?

 

これは100人いればその100人全員がNO!と言うだろう。

 

なぜなら、1回試した程度のものを信用することなどできないから。

 

つまりこれは、人は誰もが無意識のうちに「ある程度の回数を重ねないと結果は収束しない」と理解していると言える。

 

逆に言えば、「ある程度の回数を重ねれば結果は収束する」ということもしっかりと理解している。もちろん、無意識のうちに。

 

「収束」というのは、なるべき結果にたどり着くことを言う。

 

このことを「大数の法則 -タイスウ ノ ホウソク-」とも言うが、それを覚える必要はない。トレードに必要なのはその知識ではなく、その感覚だ。

 


トレードで安定して勝ち続けるためには、確率で考えることを自分の当たり前にする必要がある。

 

そのためには確率を「実感」するしかない。

 

どうやって実感するのかというと、サイコロを使うのが最も速く、最も確実な方法だと思われる。

 

一般的によく使われる六面サイコロを使う。

 

1・2・3・4・5・6の数字が1つずつ書かれたサイコロだ。

 

これを奇数と偶数で区別してみると、奇数が3つ、偶数が3つである。

 

確率としては、奇数が出る確率が2分の1、偶数が出る確率が2分の1、となる。

 

では、サイコロを1回振ったとき、奇数が出たとしよう。その後もすっと奇数が出ると考えるだろうか?

 

・・・・・

 

では、2回振ったとき、偶数、奇数の順で出たとする。その後もずっと偶数、奇数の順で繰り返されると考えるだろうか?

 

・・・・・

 

そう考える人はいないはずだ。

 


例えば、サイコロを10回振って奇数5回・偶数5回のときもあれば、奇数8回偶数2回のときだってある。もちろん、奇数0回偶数10回になることもある。

 

そう、確率には「偏り-カタヨリ-」が必ず発生するのだ。

 

トレードに限らず物事は短期間では偏りが発生するが、ある一定回数繰り返すとその偏りは消え、本来あるべき結果へと収束していく。

 

サイコロも10回や20回程度では偏りが発生して、偶数と奇数が確率2分の1からかけ離れた結果になることも多い。

 

だが、100回、200回、300回と繰り返していくと、出現確率は本来あるべき2分の1に限りなく近づいていく。

 

「それはそうでしょ!?」と思うのは簡単だし誰でもできるが、実際に自分の手を使ってサイコロを何度も何度も振ってそれを実感しようとする人は、ほぼいない。

 

こんな誰にでもできることをやるかやらないかで、その後のトレード結果は大きく違ってくる。

 

他人事ではなく自分のこととしてサイコロを振れば、確率というものを強く実感できる。

 

実感は目には見えないものだが、確実に違いを生む。

 

やらなきゃ大損なのだが、ここまで言っても実際にやる人は100人に1人いるかどうかだと思う。

 

あなたはどうだろうか?

 


上では奇数と偶数で分けたが、どんな分け方でも構わない。

 

例えば、

 

 1・2・3 と 4・5・6(確率2分の1)
 1 と 2・3・4・5・6(確率6分の1 または 6分の5)
 1・2・3・4・5 と 6(確率6分の5 または 6分の1)
 1・6 と 2・3・4・5(確率6分の2 または 6分の4)
 1・2 と 3・4 と 5・6(それぞれ確率6分の2)

 

のような分け方で確率を実感してもいい。

 

自分で好きなように分けてみて、実際にサイコロを振ったらそのとおりの確率に収束していくのをを確認してみることをお勧めする。

 

確率での考え方は基礎と言えば基礎なのだが、その基礎を高いレベルでしっかりとやった人には敵わない。

 

面倒だとかトレードと関係ないなどと言い訳を考え始める前に、紙とペン、そしてサイコロを用意して実際にやってみてほしい。

 

まずは目の前の、できることから始めてみてどうだろうか。