引用URL https://short.gy/prkVR4
上だろうが、下だろうが、大きく動いた後は値動きは一休みする。
上 → 下 → 上 → 下 → 上 → 下 → ・・・・・
という動きになることはほぼないと思っていい。もし違ったら損切りして撤退すればいいだけの話だ。
実際はそんな動き方はせずに、
上 → レンジ → 下 → レンジ → 上 → レンジ → 下 → レンジ → 上 → ・・・
のように、100%近くの確率で一休みする時が発生する。
知ってのとおり、これは、上がったものがさらに上がる場合も、下がったものがさらに下がる場合にも言える。
上 → レンジ → 下 → レンジ → 下 → レンジ → 下 → レンジ → 上 → ・・・
のような動くことは何も珍しいことではない。
値動きの性質を知っているだけでも、「上がりすぎたから、今度は大きく下がるだろう」などと思って安易に逆方向に仕掛けてはいけない。
大きく動いたら一休みしてレンジに入る。その後、大きく動き出す。そんな動きが繰り返される。
なお、使う必要は無いが、ボリンジャーバンドはそのことを分かりやすく表すことができるインディケータだと思う。
一般論として、相場はトレンド3割、レンジ7割などと言われている。
トレンドとレンジの厳密な定義自体難しいのだが、割合を大まかに考えればそんなものかと思える。
ここで大事なのは、トレンドとレンジの割合ではない。
本当に大事なのは、今の相場がトレンドなのか、それとも、レンジなのかの判断ができることである。
どうやってその判断すればいいのかというと、今より前にできた目立つ高値または安値、あるいは両方を通る水平線を引いてみるのが一番いいと思う。
水平線での判断に慣れないうちはボリンジャーバンドを利用するのもいいかもしれない。
ある一定の価格帯の中を何度も行ったり来たりしているのであれば、それはレンジ。
そうでなければ、トレンド。
そう判断して、その前提で自分の行動方向を決めて動けば、利益を積み上げていくことができる。
ただ、どんなときでも全体を見た後で細部を見るということをしないと、小さな値動きに振り回されることになってしまう。
これは例えば、4時間足でトレンドなのかレンジなのかを判断した後、15分足でタイミングを計ることをいう。
単なる大きさの違いでしかないのだが、4時間足でレンジだと判断した場合、15分足ではどのように見えるだろうか?
おそらく、ほとんどの人には15分足ではトレンドが発生していると見えるはずだ。その判断は間違っていない。
なので例えば、4時間足のレンジで下降から上昇に反転したと判断した場合、今度はレンジの上限まで動くのではないかと推測できる。
そして、15分足を見ながら、「引き付けてから(ロング)エントリー」を繰り返していけば利益になるし、追撃していけば利益はさらに大きくなる。
もちろん、4時間足で反転上昇したと思ってもそのまま下降していくこともある。そのときは損切りをするだけ。
違ったら切る。違ったら切る。違ったら切る。その繰り返しが利益を生み出す。
どの時間足を軸にして見るかで、見えるものも判断も変わってくる。
だからこそ、軸となる長期の時間足をしっかりと決めて、そこからブレないことが大事になる。
前置きが長くなったが、エントリーには順張りと逆張りがある。
どちらを好むかは人によるが、まずは順張りでのトレードを自分のものにすることをおすすめしたい。
なぜなら、相場は動き出したらすぐには止まれないから。つまり、ある程度はその方向に動き続ける性質があるからだ。
流れに逆らわずにその流れに乗る。逆らうよりも今の流れを利用する方が利益につなげるのは容易。
逆らう方がカッコイイ、従うのはカッコ悪い。
そう思うのは自由だし勝手だが、利益を出すためにトレードをしているのを忘れてはいけない。
まずは、とにかく、利益だ。
カッコつけるのもいい。理想を追求するのもいい。
だが、まずは実力を付けてからだ。
そうでなければ、ただのクチダケヤローになってしまう。
本当の目的を忘れずに、やるべきことを高いレベルでしっかりとやればいい。それが理想と現実のギャップを埋める、唯一の方法だ。
楽な方に流れてしまうのは仕方のないことだが、それで欲しい物が手に入るほど世の中は甘くない。