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今回は、
【FX初心者必見】ダブルボトム・トップの取扱説明書チャート付き解説 2021/03/30投稿
の動画から学ばせてもらいます。ハイトレさん、いつもありがとうございます。
ぜひ、元の動画を御覧ください。必ず、何らかの学びや気付きがあります。
併せて動画の下にあるコメント欄も一読してみると理解が深まると思います。誰かの意見が自分の助けになります。
以下は、動画内容のまとめを兼ねた個人的な備忘録になります。
■ダブルボトム/ダブルトップのトレード方法
ダブルボトム/ダブルトップと三尊/逆三尊は間違えた解釈・使い方をされていることが多い。
ダブルボトム/ダブルトップは短期足にも長期足にも頻出するチャートパターン。
そのため、解釈を間違えているとトレードで大きく不利になる。
以下はダブルボトムでの解説になるが、ダブルトップの場合も考え方は同じ。逆に考えればいい。
一般的なダブルボトムの使い方としては、ネックラインまたは直近高値を上抜けたらロングでエントリー、とされている。
ただ、このチャートを見ると、ネックラインを上抜けた後にすぐに戻ってきている。
このエントリーでリスクリワード1:1以上にしようと思ったら損切りまでの幅が広いので、かなりの上昇が必要になる。
この場合は結果として上昇してはいるが、それは結果論でしかない。ここでエントリーするのは悪いトレードだと言える。
何が悪いのかというと、水平線のネックライン上抜けを根拠にしてエントリーしたこと。
このエントリー方法は有名ではあるが、有名なものを使えば勝てるわけではない。
むしろ、その有名なものを使っている人達を利用するくらいでないと利益は出せない。皆と同じで勝てれば苦労しない。
正しくは、ネックライン(水平線)の上抜けでエントリーするのではなく、斜めのトレンドラインを引いてそれで判断する
具体的には、オレンジ色のラインを上抜けた後にラインまで戻ってきて、そこから再上昇を始めたときにエントリーする。
こちらが一般的な間違ったやり方で、
こちらが正しいやり方。
より有利な位置でエントリーできているのが分かる。
損切りはダブルボトムの少し下付近にして、利確は直近高値のピンクの丸の付近。
これならリスクリワードも1:1以上ある。少なくとも悪いトレードではない。
もう1つ別の例を見てみる。
まずは、間違ったエントリー位置を2つ挙げる。
1つめ。
水色の丸の位置。赤の水平線はこれまでに何度も意識されてきた価格。ここを上抜けしたら上昇すると判断してロングで飛び乗りのエントリーをする。これが間違ったエントリー位置の1つめ。
2つめ。
紫の丸の位置。赤の水平線を上抜けた後に水平線まで戻ってきて、そこから再度上昇を開始したときにエントリーする。これが間違ったエントリー位置の2つめ。
この2つが一般的な教科書どおりのやり方での悪いエントリー方法。
この場合、どちらでエントリーするにしても損切りはダブルボトム付近に置き、利確は最高値付近を目安とする。
すると、リスクリワードが1:1以下になってしまう。
エントリーが悪い(遅い)ことによってリスクリワードの低い不利なトレードをすることになる。そんなトレードには手を出してはいけない。
正しいエントリー箇所は、下の画像の
オレンジの斜めラインを上抜けた後にラインまで戻ってきて上昇を再開したとき。そこが正しいエントリーの位置になる。
正しいエントリーをした場合でも、損切りと利確の位置は先ほどの場合と同じ。
この場合ならリスクリワードも1:1以上ある。
ダブルボトムからの間違ったエントリーをやめて正しいエントリーをすることで、リスクリワードの良い有利なトレードができるようになる。
さらに今までなら負けていたトレードを勝ちトレードにしていくこともできる。
ダブルボトムからのエントリー位置を改めるだけでもトレード成績はかなり改善されていく。
■もう一段階上質なダブルボトム/ダブルトップのトレード方法
この方法では「ZONE-ゾーン-」というものを意識してエントリーを狙う。
最安値になっている黄色の丸のローソク足が確定した時点で、そのローソク足の実体安値とヒゲ先の間を「ZONE」として認識する。
そのZONEができた後に一度上昇してから下降し、ZONEまで戻ってきた。
ZONEに戻ってきたらロングでのエントリーを狙う。
とは言っても、ZONEに戻ってきたらすぐに買うのではなく、ZONEから下に下がらずに上昇し始めたのを確認できたら買う。
この場合ならオレンジのトレンドラインを上抜け確定した次の足の始値でエントリーする。
この位置でエントリーすることにより、先に説明した正しいエントリー方法よりもリスクリワードがさらに良くなる。比較するとよく分かる。
正しいエントリー位置【通常版】
正しいエントリー位置【改良版】
リスクリワードが良くなると利益がより大きくなるのはもちろんのこと、損切りをしないといけない状況になっても傷が浅くて済む。建値付近で無傷で撤退できる場合も多い。
トレードは大きく負けないことが重要。ダメージを小さくできるというのは、ものすごく価値があること。
ダブルボトム/ダブルトップで一番重要なのは、そこに至るまでの「波形」や「トレンドの強さ」。
上昇トレンド中の一時的な下降でダブルボトムが出たら、このエントリー方法が綺麗に機能する。
それこそ、当たり前のように機能する。
相場が上がるときというのは
・上がり始めたから上がる
・下がらないから上がる
という両面から判断することができる。どちらの面から判断してもそれは立派に一つの根拠となる。
例えば「下がらない」だけでは心もとないが、そこから「上がり始め」れば、「下がらない&上がり始めた」で二重の根拠を得ることになってより信用度の高いトレードができる。
相場が下がるときも同様に、
・下がり始めたから下がる
・上がらないから下がる
の両面から判断すことができる。
ロングを狙うときは、下がらない根拠+上がる根拠の両方を確認できたらエントリーすればいいし、ショートを狙うときは、上がらない根拠+下がる根拠の両方を確認できたらエントリーすればいい。
先ほどの
の場合も、
ダブルボトムで「下がらない」根拠 + ネックライン突破での「上がる」根拠
の両方を確認できたからロングでエントリーした。この考え方は常に意識して使うべき。
また、ダブルボトム/ダブルトップはエントリーにだけ使えるわけではない。
ダブルボトム/ダブルトップは環境認識にも使える。環境認識に使った上で、エントリーのタイミングを計るときにも使える。
環境認識に使うというのは、例えば、
上の画像は日足のチャートだが、ダブルボトム/ダブルトップが何度も出ていることが確認できる。この現象は珍しいものではなく、日足単位でトレンド転換するときによく現れ、よく使われる。
ダブルボトム/ダブルトップの使い方を知っていれば、いろいろと応用が効く。
例えば、日足のダブルボトム/ダブルトップを確認した後にスイングでエントリーし、逆のダブルトップ/ダブルボトムが出るまでは保有継続する。その判断指標として使うことができる。
あるいは、ダブルトップが出たのならロングでのエントリーはしない、という判断もできる。
特に日足以上で出るチャートパターンは強く機能する。
チャートパターンはダブルボトム/ダブルトップだけではないので、三尊/逆三尊などの他のチャートパターンも意識して見るとチャンスが広がる。
もし環境認識が苦手なら、日足で出るチャートパターンを見るだけでも何となく方向感をつかめるはず。この判断方法はオススメ。
ダブルボトム/ダブルトップの今回の講義内容をまとめると、
・ネックラインを引くときは水平線ではなく斜めのトレンドラインを引く
・エントリータイミングはネックライン抜け後の戻りからの再反発
・「ZONE」を意識することで天井/底値付近からエントリーすることもできる
・環境認識に使うこともできる
となる。
チャートパターンを使えるようになれば、それだけで強力な武器になる。
ただ、勘違いしたままで使っていることも多いので、正しい知識をしっかりと学ぶ必要がある。
【FX初心者必見】ダブルボトム・トップの取扱説明書チャート付き解説 2021/03/30投稿