引用URL https://short.gy/NaXpkK
ようこそお越しくださいました。ありがとうございます。
今回は、
【FX上級者向け】通貨強弱の判断と実践的な使い方 2020/12/11投稿
の動画から学ばせてもらいます。ハイトレさん、いつもありがとうございます。
ぜひ、元の動画を御覧ください。必ず、何らかの学びや気付きがあります。
併せて動画の下にあるコメント欄も一読してみると理解が深まると思います。誰かの意見が自分の助けになります。
以下は、動画内容のまとめを兼ねた個人的な備忘録になります。
■通貨強弱の判断と実践的な使い方
FXとは通貨の売り買いのこと。
「通貨『ペア』」なので、2つの組み合わせになっている。その2つの通貨を売ったり買ったりするのがFX。
例えば、「ドル円」の通貨ペアを買ったら、
・ドルを買う
・円を売る
ということ。逆に「ドル円」を売ったら、
・ドルを売る
・円を買う
ということ。
チャートはその「ドル」と「円」を上と下に分けて表される。2つの通貨のうち、先に来ているものがチャートの上、後に来ているものがチャートの下となる。
この場合なら「ドル」の方が強ければチャートは上に動き、「円」の方が強ければチャートは下に動く。
要するに、強い方の陣地に動いていくということ。
「ドル円」を買うという意味はチャートが上に動く(上に位置する通貨の方が強い)と予想することだから、「ドルが円よりも強くなる」という予想。
逆に「ドル円」を売るという意味はチャートが下に動く(下に位置する通貨の方が強い)と予想することだから、「円がドルよりも強くなる」という予想。
「ドル円」という通貨ペアは、「ドル vs 円」でどっちが強くなるかの勝負。
「ポンド円」なら「ポンド vs 円」の勝負であり、「ポンドドル」なら「ポンド vs ドル」の勝負ということになる。
この売ったり買ったりの複雑な行程はFX会社がやってくれている。
そのおかげでトレーダーは1クリックで売ったり買ったりができる。
ただ、簡単になりすぎているせいで、通貨単体の強さを意識しにくくなっているという側面もある。
簡単にトレードできるのはいいことだが、そのせいで大事なことを見落としてしまうことにもなっている。
FXをする上で通貨強弱の判断は結構大事な要素。
上級者でも使い方を完璧に分かっている人は少ない。
■通貨強弱について
1. 一般的な通貨強弱では勝てない
2. 通貨強弱の判断メリット
3. 本当の通貨強弱の判断方法と手順
◆1. 一般的な通貨強弱では勝てない
通貨強弱の判断方法としてよく知られているのが、
・インジケータで現在の通貨強弱を表示させる
・FX会社が出している通貨強弱グラフを参考にする
という方法。
実は、これらには致命的な欠点がある。
その欠点とは、表示されるのは今現在の通貨強弱であって、未来の通貨強弱を表しているわけではないということ。今現在の強弱がいつまでも続くわけではない。
例えば、通貨強弱のグラフを見て、ユーロが一番強く買われている状況だとする。
これを見た人がすぐにユーロが入っている通貨ペア(ユーロ/○○○の型)を「買った」としても勝てるとは限らない。
それどころか、大体の場合は逆張りになって負ける。
その理由は、売買のバランスを取るために買われすぎた通貨は売られるから。一番強い状況がいつまでも続くわけがなく、近いうちに間違いなく落ちる。
上がりっぱなしの通貨ペアなど存在しない。必ず、上がったり下がったりを繰り返しながら動いていく。下げの場合も同様。
こういう事実も考慮した上でグラフを見ても、的確に通貨強弱を判断するのは困難。
結論として、通貨強弱のグラフを見てトレードしても勝てない。
◆2. 通貨強弱の判断メリット
メリットは3つある。
1. 根拠の補填
2. 逆張りをしなくなる
3. 利益を伸ばせる
◇1. 根拠の補填
これは単純な話で、通貨強弱を判断することができると、その判断自体がトレードの根拠になるということ。
通貨強弱を判断できると、「この通貨が買おう/売ろう」という判断ができるのはもちろんのこと、逆に「買わないでおこう/売らないでおこう」という判断もできる。
あらかじめ、損を回避できたり、保有を継続して利益を伸ばしたりもできる。
◇2. 逆張りをしなくなる
通貨強弱を判断することができれば一番強い通貨に乗ることができるので、個別の通貨ペアでのテクニカル分析が多少荒くてもトレンドフォローすることが可能になる。
「トレンドフォローする=逆張りをしない」なので、全体の流れに逆らった逆張りをすることがなくなる。大きな流れに乗っていけるということ。
◇3. 利益を伸ばせる
一番買われている(強い)通貨と一番売られている(弱い)通貨の通貨ペアは一番利益が伸びる。
これを利用すれば簡単にエリオット波動の第3波を獲ることも可能になる。
それに、リスクリワードの良いトレードができるようになる。
◆3. 本当の通貨強弱の判断方法と手順
まずは自分がエントリーしようとしている通貨ペアを決め、その通貨ペアを通貨ごとに分けて考える。
「ユーロ円」にエントリーしようとしているのなら「ユーロ」と「円」に分けるということ。
分けたら、それぞれの関連通貨ペアを探す。
「ユーロ」なら「ユーロ/○○○」となっている通貨ペアのこと。
「ユーロ」が入っている通貨ペアは、
・ユーロドル
・ユーロカナダ
・ユーロニュージー
などがある。
次に、「円」が入っている通貨ペアは、
・ドル円
・カナダ円
・スイス円
などがある。
それらの関連通貨ペアで通貨強弱を見るが、そのとき、テクニカル分析を使って各通貨ペアごとにチャートを分析してその通貨の今後の動きを読み取る。
その今後の動きがその通貨の方に動きそうなら「強い」と判断できるし、逆の通貨の方に動きそうならその通貨は「弱い」と判断できる。
それを関連通貨ペアすべてで行い、総合的な判断をすればその通貨の今後の強さを的確に読むことができる。
具体的なやり方としては、例えば、ユーロ円を買おうとしたとき、下の画像のように
①ユーロドルのチャートがトレンドラインをブレイクして上昇しようとしている(上昇なのでユーロが強い)
②ユーロカナダのチャートがレンジ下限から上限に上昇しようとしている(上昇なのでユーロが強い)
③ユーロニュージーが第3波らしき動きをしている(上昇なのでユーロが強い)
このような動きをしていたら、この後、ユーロが買われていく(上昇していく)ことが予想できるので、迷わずユーロを買うことができる。
ただし、ユーロが全体的に強いと判断できたらユーロを買っていいが、ユーロが全体的に弱いと判断できたならユーロを買う理由は無い。むしろ、ユーロを売っていく場面。
今、「ユーロ円」の「ユーロ」の方の分析をしたので、次は「円」の関連通貨ペアで同じように円の強さをチャートから確認する。
それらで「円」が売られる(チャートが「円」の方に動かない)チャートになっていれば「ユーロ円」でのトレード準備が整う。
その時の結論は、「ユーロ」が買われ始めていて、「円」が売られ始めている。
そうなったときに「ユーロ円」を買えば、間違いなく勝つことができる。
チャートは強い方に動くのだから、
「ユーロ」が全体的に強い & 「円」が全体的に弱い ⇒ ユーロ円は上昇
となる。
これがもし
「ユーロ」が全体的に弱い & 「円」が全体的に強い ⇒ ユーロ円は下降
となる。
また、
・「ユーロ」が全体的に弱い & 「円」が全体的に弱い ⇒ ユーロ円は動かない(レンジになる)
・「ユーロ」が全体的に強い & 「円」が全体的に強い ⇒ ユーロ円は動かない(レンジになる)
となる可能性が高い。そのときは手を出さずに様子見をすればいい。
要は力のバランスであり、チャートは強い通貨の方に動き、弱い通貨は強い通貨の方に引っ張られる。それだけのこと。
それをその時々で確認して、強くなりそうな通貨の方にエントリーすればいい。
一般的に使われる通貨強弱のインジやグラフは現在までの強さの推移を表しているだけである。
それをあたかも、未来予想だと思ってしまうと負ける。今までの流れが今後も継続する保証なんてどこにも無い。
だからこそ、今回解説した通貨強弱の判断方法を使って先を読む必要がある。
それぞれの通貨ペアをテクニカル分析で個別分析した後に総合的に判断するので、非常に実戦的。
ただ、エントリーする前に、その2つの通貨の関連通貨ペアをそれぞれテクニカル分析で分析しないといけないので楽ではない。
手間がかかるし初心者には少し難しいかもしれない。だが、これさえできれば専業レベルに近づける。
面倒ではあるが、それ以上の価値が十分すぎるほどにある。
やり方は、
エントリーしたい通貨ペアを決める → 関連通貨ペアを分析する
でもいいし、
複数の通貨ペアを個別分析して一番強い通貨&一番弱い通貨を見つける → その最強と最弱の通貨のペアでエントリーする
でもいい。
後者の方がチャンスの数は多くなるが、まずは1つの通貨ペアに集中してトレードと分析をするのがいいと思う。前者の手順を採用。
いずれにしても、この関連通貨ペアを使った分析をすれば資金的にも機会的にも得をする。
丁寧なトレードを心がけることが大事。そうすれば結果は自ずとついてくる。
【FX上級者向け】通貨強弱の判断と実践的な使い方 2020/12/11投稿