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ようこそお越しくださいました。ありがとうございます。
今回は、
【完全版】通貨強弱を利用してめちゃくちゃ勝てる方法 2021/12/21投稿
の動画から学ばせてもらいます。ハイトレさん、いつもありがとうございます。
ぜひ、元の動画を御覧ください。必ず、何らかの学びや気付きがあります。
併せて動画の下にあるコメント欄も一読してみると理解が深まると思います。誰かの意見が自分の助けになります。
以下は、動画内容のまとめを兼ねた個人的な備忘録になります。
■通貨強弱を利用して勝率を劇的にUPさせる方法
別の動画で通貨強弱を判断するメリットや使い方を詳しく解説している。
非常に参考になるので、今回の動画の前に復習しておくことをオススメする。
【FX上級者向け】通貨強弱の判断と実践的な使い方 2020/12/11投稿
今回はチャートを用いてより具体的な通貨強弱の使い方を解説していく。
通貨強弱の正しい見方を身につけることができれば、無駄なエントリーを減らせる。
そして、強いエントリー根拠にもなるので自分のトレードを助けてくれる。
強力な武器にも防具にもなるので、是非活用したい。
では、下の画像を見てほしい。「オージー円」の4時間足チャート。「オージー」というのは「豪ドル」のこと。
これはエントリーをしようとしたが、通貨強弱を見たことでエントリーを見送った場面。
このチャートを分析してみると、
黒の丸2点でダブルボトムのような形を作っている。ダブルボトムなので、斜めのネックライン(下降トレンドライン)を引いてみる。緑のライン。
しばらく待っていると緑のネックラインを上抜けて上昇し、その上昇分を適度に戻して意識されているであろう水準まで下がってから、再度上昇を開始した。
青矢印の大きな陽線が確定したところでエントリーできる状況になった。
このときの根拠は、
・ダブルボトムを確認
・ネックラインを上抜け
・上抜け後の反発下降をして再度の上昇開始を確認
となる。
もしこの根拠だけでエントリーしていたら、すぐに上昇はしたものの、その後に大きく下降したので損切りになっていたと思われる。
だが、これらの根拠以外に他の関連通貨ペアでの通貨強弱を見ることで、このときのエントリーを見送ることができた。
複数の通貨ペアで通貨強弱を見ることで負けエントリーを回避できるので、手間を惜しまずにしっかりと確認しておきたい。
参考までにこのダブルボトムについて解説すると、
他の関連通貨ペアで通貨強弱を見るまでもなく、ネックラインを上抜けした時点で
・低めの高値である黄色の丸を突破できなかった(赤の水平線)
・ピンクのラインの動きで堅調で規則正しく下降している
を根拠として、この後は大きく上昇していかないだろうと予想できる。単純にダブルボトムだけを見るのではなく、他に根拠がないかを確認することが大事。
このようにいくつもの方向から複数の視点で相場を判断できるようになればチャンスの幅も広がり、危機の回避もできるようになる。
通貨強弱を使わずにこの2つの根拠に気付く視点は少し上級者向けだが、チャートをずっと見ていると値動きだけを見て何となく判断できるようになる。
チャートパターンや上昇・下降の強さが読めるようになりたければ、チャートを見まくるしかない。
それでは、青矢印の時点(縦の点線の時刻 8月10日14時)での他の関連通貨ペアの状況を確認していく。
まずはこちらのチャートから。「オージードル」の4時間足。
エントリーを検討しているのが「オージー円」なので、オージー関連の通貨か、円関連の通貨ペアを見ればいい。あるいはその両方。
ただ、「オージー」と「円」両方の関連通貨ペアすべてを確認すると手間もかかる。
「オージー」通貨でエントリーするときは「オージー」関連の通貨ペアだけを見ればいい。「円」の方の確認は省略。
その中でも「オージー円」でエントリーするときには必ず「オージードル」を見ること。「オージー円」のときは「オージードル」が一番大事。これは覚えておいた方がいい。
同時刻の8月10日の14時は黒の点線のところ。
これはすでにチャートの右側が完成している状態なので結果的に下がることが分かるが、点線から右側が無い状態だとして考えてみる。
黒の丸のあたりで何度も止められているので、何らかの抵抗帯があると考えられる。
このときに考えないといけないのが、この縦の点線の時点でこの4時間足チャートが上昇していきそうかどうか、ということ。
確かに黒の丸付近で抵抗帯はあるが、チャートパターンと言えるほどハッキリとしたチャートパターンも確認できない。
さらにここまでの高値・安値を確認してみると、
赤丸・青丸で高値・安値がきれいに切り下がってきているのが分かる。つまり現在「オージードル」は下降トレンドの最中。
この状況でここから上がっていくかどうかを考えてみると、下降トレンドなので下がる確率の方が高く、上がるにしても時間がかかると思われる。
これが分かればこのチャートは現在、下目線であり、それは「オージー」が売られているということになる。
ハッキリ言えば、この「オージードル」を見るだけでも先ほどの「オージー円」でロングすることはできないと分かる。
「オージー円」ではロングしようと思っていたが、「オージードル」を見れば下降トレンド中で下げ目線だから。
余談だが、この「オージードル」で下目線だと分かったので最初の予定を変更して「オージー円」をロングではなくショートでエントリーするなんてことはしない。
もちろん、「オージードル」の方をショートで入ることもしない。
「しない」と言うよりも「してはいけない」場面だと言える。
「オージードル」では縦の点線位置からの直近高値が遠いので損切りになったときのダメージが大きくなってしまう。
そもそもエントリーのためのチャートパターンすら確認できないので、エントリーしてはいけない場面。
それに、他の関連通貨ペア(この場合はオージー円)との方向が一致していない。
一致していないときはエントリーは見送り。次のチャンスを待てばいい。しっかりと根拠を持ってエントリーすることが大事。
今回は確認の意味で他のオージー関連の通貨ペアも見ていく。
次はこの画像を見てほしい。「オージーニュージー」の4時間足。
この場面は本来、「オージーニュージー」だけを見て判断してもショートで入れる場面。
その根拠として、
・赤丸と青丸の高値・安値がきれいに切り下がってきている
・黄色のラインで下降トレンドが完成
・下降トレンド完成後の戻りで安値付近まで戻っている(黄緑の水平線)
・トレンドライン(ピンクの斜め線)で頭を押さえられている
が挙げられる。
複数の根拠が重なっているので、ここは絶好のショートエントリー位置となる。
この「オージーニュージー」での分析によって、ますます「オージー」が売られる(下がる)ことが予想できる。
よって、当初の「オージー円」のロングは難しいことが分かる。
それでは次はこの画像を見てほしい。「オージースイス」の4時間足。
短期的に上昇はしているものの、他の「オージー」関連通貨ペアと同様に、赤い丸の高値・青い丸の安値がそれぞれ切り下がっている。
下降トレンドの最中だと判断できるので、「オージー」は売られる(下がる)ことが予想できる。
最後にもう1つ確認してみる。
下の画像を見てほしい。「オージーカナダ」の4時間足。
この場面は環境認識が少し難しい。じっくりと考えてみてほしい。
左側では全体的には下方向に動いていたが、
赤の丸の高値を黄色のラインの動きでブレイクした。
直近高値をブレイクしたことで、下降トレンドは終了。今後はこの黄色のラインの波を上昇の第1波(仮)と見なす。
第1波の次は第2波が来るので、第2波の押し目を待つ。
ただ、点線の時点での押し目が半分以上戻ってきているので、上昇の力が弱いのかもしれないと推測できる。
また、規則正しく落ちてきているので、このまま安値(第1波の始点)をも試しそうな動きになるかもしれない。
よって、ここから素直に第3波をねらってロングするのは危険だと思われる。
点線の時点では動く方向が不明確で、上に行くか下に行くか分からないというのがこのチャート分析の結論になる。
ここまでの「オージー」関連通貨ペアを分析した結果をまとめると、
のようになり、「オージー円」のあの不完全なダブルボトムではロングエントリーができないと判断できる。
オージー円4時間足
ここでロングエントリーしないことによって負けを事前に回避することができ、大事な資金を守ることができた。
これが通貨強弱を使ったトレード方法。
通貨強弱と聞くと難しそうに思うかもしれないが、基本は「高値・安値を確認してトレンドを見る」。だたこれだけ。
高値・安値はトレードをする上で非常に重要。常に強く意識しておくこと。
他の関連通貨ペアの状況を確認して、それらとの方向が一致しているときだけエントリーすればいい。
もし方向が一致していなければエントリーを見送る。負けの回避につながる。
今回は「強めの下目線」という状況の通貨ペアが多かったのでロングでのエントリーを見送ったが、
のように、上目線と下目線が半々くらいになっていればトレードしようとしている通貨ペアはレンジになったり、本格的に動き出すのに時間がかかったりすると判断できる。
一つの通貨ペアだけで状況を判断するのではなく、その通貨が含まれている関連通貨ペアを複数分析することで、より鮮明にその通貨単独の現在状況が見えてくる。
世間では、FX初心者は見る通貨ペアを少なくした方がいいとか、1つだけ通貨ペアを見てトレードした方がいいなどと言われている。
だが、それは本当にFXを始めた最初期のときだけの話。
少しでも慣れてきたら、トレードチャンスや経験を増やす意味からも見る通貨ペアは多くした方がいい。もちろん、自分の許容範囲内で。
そうすることで今回のような通貨強弱を使って利益を増やしたり損失を回避したりできるようになる。
この通貨強弱を極めれば、勝率が劇的に上がる。これは間違いない。
今回のように複数の通貨ペアを分析することも考慮して、手法はシンプルな方がいい。
複雑な手法だと検証や相場状況の確認をするのが嫌になってしまうし、複雑であるがゆえに間違って判断してしまうこともある。
道具は増やすのはなく、できる限り、減らす。複雑だと感じたら削ってみるといい。
そうした方がトレードも最終的に全体的に良い結果が出る。
【完全版】通貨強弱を利用してめちゃくちゃ勝てる方法 2021/12/21投稿