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ようこそお越しくださいました。ありがとうございます。
今回は、
【超簡単】本当に効く重要水平線の引き方を公開する。 2021/08/08投稿
の動画から学ばせてもらいます。ハイトレさん、いつもありがとうございます。
ぜひ、元の動画を御覧ください。必ず、何らかの学びや気付きがあります。
併せて動画の下にあるコメント欄も一読してみると理解が深まると思います。誰かの意見が自分の助けになります。
以下は、動画内容のまとめを兼ねた個人的な備忘録になります。
■本当に効く重要水平線の引き方
以前にも水平線についての動画が2本公開されている。
どちらも非常に参考になる内容になっているので、先にその2本を学んでから今回の内容に進むことをオススメする。
【誰でもできる】FX重要水平線の引き方と実際のエントリー方法〔ゆっくり実況〕 2020/10/07投稿
【負けを激減】FX専業も使う水平線の抜け判断の見極め方 2021/01/15投稿
今回の内容は前回までの内容を踏まえた上での最新版となっている。
水平線に加え、環境認識やチャネルについても解説していく。
分析していく通貨ペアは「ユーロドル」。取引量の多い通貨ペアを分析していく。
まずはこの画像を見てほしい。
ユーロドルの月足チャート。このチャートに線を引くとしたらどこに引くかを考えてみてほしい。
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一例として、このように線を引くことができる。
環境認識や線を引くときに意識してほしいのが、
・「現在値」がどの波の中にいるのか?
・どのチャートパターンで動いているのか?
を明確にすること。それを基にして分析のための線を引いていけばいい。
逆に言えば、それを明確にできていなければ正しい環境認識や線引きはできない。
そのことを踏まえた上で、チャートに引いた3本線の解説をしていく。
まずは三角持ち合いから。
月足チャートで本当に長期間効いていた三角持ち合いを上抜けブレイクした。赤の丸が現在値。
上抜けブレイクしたことにより、月足単位の超長期で見ると上目線であることが分かる。
ただ、月足単位での上昇トレンドといっても、今から3ヶ月~半年、あるいはそれ以上かかったりするので、すぐにエントリーチャンスが来るわけではない。
この水平線を引いた理由は、ダブルボトムのネックラインの高値位置でもあり、そこより前の黒の丸で何度も意識されているから。
ここに水平線を引かないのはありえない。すぐに気付いて当然と言えるレベルのライン。
この紫の水平線を上抜け確定したら、これまでの三角持ち合いが終わって本格的な上昇が始まると思われる。
これは悪い例として挙げるが、環境認識とか水平線を引くとなると
・ある程度意識されている水色の水平線を引く
・チャネルで黄色のラインを引く
・随分前の値動きにオレンジのトレンドラインを引く
などのことをしてしまいがちだが、それらは逆に判断を鈍らせてしまう原因になる。よほどの理由がない限りはしない方がいい。
本当に必要なラインだけを引くように心がけること。雑音は増やさない方がいい。
状況を整理すると、
・ダブルボトムでネックラインまで上昇
・ずっと効いていた三角持ち合いを上抜けしてブレイク
・その後、水平線で反発して下降中
となっているので超長期では上目線だが、紫の水平線と紫の上昇トレンドラインで囲まれた三角持ち合いを上に抜けないと勢いは出ない。
そのため、一度下げてパワーをためてから本格的に上昇する可能性もある。
月足の環境認識と線の引き方は以上のような感じになる。
一つの時間足のチャート(ここでは月足)を見るだけでここまで考えることができる。
だが、「月足は上目線だから、テキトーにロングしておけばいい」という雑なやり方では負ける。
そうではなく、「こうなったら、こう。こう動いたら、こう」というシナリオA、B、C・・・、をいくつも想定しておくことが大事。
そして、チャートを何気なく見ているときにこの紫の線に値動きが影響されそうになったら、紫に関するシナリオを思い出したり再検討したりするといい。
そうすることで大きな方向を間違わずにトレードできる。
ラインの色は月足・週足・日足ごとに分けて引くといい。
例えば、月足は紫、週足は青、日足はピンク、のように好きに決めて使い分ける。
月足の解説は以上で終わり。
ラインでの分析を難しく考える必要はない。
・「現在値」がどの波の中にいるのか?
・どのチャートパターンで動いているのか?
を明確にして、現在値に影響を与えるラインを引けばいいだけ。
月足は半年に1回とか一年に1回くらいしか線を引かない。1回引いておけばしばらくは使えると思っていい。
次は週足チャートを見ていく。
ユーロドルの週足チャート。先ほどと同じく、このチャートに線を引くとしたらどこに引くかを考えてみてほしい。
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一例として、このように線を引くことができる。
それでは、青の水平線を一本だけ引いた理由とチャートの環境認識を解説していく。
下の画像の緑ラインが上昇の第1波。それに対しての第3波が伸び切っていない。つまり、第3波分をまだ獲ることができるということ。
現在、少し下がってきてはいるが、ダウ理論での崩れは無いため、今現在はまだ上昇トレンド継続中。
ただし、青の水平線を明確に下回れば上昇トレンドが一度崩れる形になる。
そうなれば上昇トレンドも下降トレンドも無くなり、方向感の無い相場に突入する。
この青の水平線を下抜けしなければ上昇トレンド継続となり、下抜けしてしまえばトレンド無しの相場に突入することになる。
この青の水平線は週足での重要水平線だと言える。
週足の線が引けたので、先ほどの月足の環境認識と合わせて総合的に判断していく。
直近では下降が続いているが、現在はまだ上昇トレンド継続中。
画像上部の紫の水平線を上に抜けると本格的に週足の第3波が始まる。
そうなると、緑のラインの第1波の値幅分を第3波で狙っていける可能性が高くなる。
そして、上部の紫の水平線を超えるということは月足の三角持ち合いを抜けることでもあるので、より上への根拠が強くなる。紫の線はすべて月足での線。
ここでもう一度、月足チャートを見てみるとそれが確認できると思う。
月足チャート
もちろん、下へ行く場合の可能性もあるので、それについても考えておく必要がある。
下への可能性としては、このまま青の水平線(週足レベル)を下抜けしてしまったら安値を割ってしまうので、今の上昇トレンドは崩れる。
今、紫の水平線と紫の上昇トレンドライン(ともに月足レベル)で囲まれている三角持ち合いの中にいるので、週足の青の水平線を下に抜けたら一旦、紫の下降トレンドライン付近まで下げると予想できる。
このように月足と週足の分析をするだけでも、ある程度の方向感や引いたライン上での対応の仕方などを明確にすることができる。
次は日足チャートを見ていく。
日足はデイトレやスキャルピングでトレードするときに影響を持つ時間足なので、しっかり分析しておきたい。
ユーロドルの日足チャート。先ほどと同じく、このチャートに線を引くとしたらどこに引くかを考えてみてほしい。
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一例として、このように線を引くことができる。
今回初めてチャネルが出てきたが、チャネルは「日足」で引くといい。
日足にチャネルを引く理由は、4時間足以下でのチャネルはすぐに割れて使えない上に、効き目が弱い。
反対に週足以上でのチャネルは効き目はあるが、範囲が広すぎて(時間の経過が遅すぎて)どのトレンドで動いているのか分からなくなる。
そのことから、チャネルは日足で引くと有効に使える場合が多い。
今回の日足では下降しているので、それに合わせて下降チャネルを引いた。
チャネルの引き方は、下降の場合なら2つの高値を見つけて、そこを通るように直線を引く。「1」と「3」の点を通る直線。
そして、その2点の間にある最安値を通るように、先に引いた下降トレンドラインのコピーを平行移動させる。「2」の点。
こうして引いた2本のラインがチャネルラインとなる。上昇チャネルラインの場合も考え方は同様。
正しい平行チャネルを引けていたなら、2本のチャネルの間にある黒の中間ラインもきちんと機能する。
この中間ラインは反発の目安にしてもいいし、引いたチャネルラインが正しく引けているかの確認に使ってもいい。
中間ラインが機能しているなら、そのチャネルラインは正しく引けていると思っていい。
「チャネル」はチャートソフトのチャネル描画機能を使って描いてもいいし、直線をコピーして平行移動させてもいい。自分のやりやすい方で問題ない。
また、下部にピンクの水平線を引いたのは、「2」の安値を下回ったら下降トレンド完成になるので、その確認のために引いた。
高値切下がり&安値切下がりになれば、下降トレンドになる。現在はそうなりかけている状況。
ピンクの水平線はその判断のための重要水平線として引いてある。
以上の月足・週足・日足でのチャート分析をした結果をまとめると、
・現在は日足単位で下降の真っ只中
・ひとまずの目標置はピンクの水平線
⇒ ピンクの水平線を明確に下割れた場合 → 下降トレンド形成 → その場合の目標値は下降チャネルの下限と週足の青の水平線が重なる位置
目標値まで行ったら、赤の丸で反発上昇するだろうと予測できる。
なお、緑のラインを下降トレンドと見たとき、第1波の値幅分を第3波に当ててみると、ちょうど赤の丸のところで止まるのが分かる。
これによって、強い根拠がさらにこの位置で重なる。信頼度がさらにアップする。
以上で環境認識は終わりになるが、気をつけてほしい点がある。
このチャートの現在値では下目線ではあるが、
・ここから絶対に下がる
・ここから絶対に上がらない
という意味ではない。誤解しないようにしてほしい。
4時間足やそれ以下の時間足に切り替えたときにロングで入れるだけの根拠があるときは、ロングを狙っていってもいい。
もちろん、下方向に入った方が優位であることには変わりない。
短期的に逆方向も狙っていいとするなら、環境認識をしたり線を引いたりする意味は何かというと、
・全体的な方向感の把握
・意識されている水平線やチャネル上での利確や損切り
などの判断に活かすことができるから。
全体的な大きな分析(環境認識)をして状況を把握できているかどうかで、勝率も結果も大きく変わってくる。
このことを頭に入れながら環境認識や線を引いてほしい。
今回は月足・週足・日足の3つを見たが、もしスキャルピングをやるときは4時間足でも同じように分析をしておくこと。
その上で、より短い時間足でも分析をしてトレードすればいい。
トレードをするに当たって、月足・週足・日足の3つでしっかりと環境認識ができていれば、ほとんどの値動きに対応することができる。
繰り返しになるが、どこに線を引けばいいのか悩んでしまうのなら、
・「現在値」がどの波の中にいるのか?
・どのチャートパターンで動いているのか?
を明確にして、現在値に影響を与えるラインを引けばいいだけ。
だからこそ、そんなに多くの線はいらないし、複雑な分析も不要となる。
今はこれが難しく感じているとしても、トレードをしていくうちに必ずできるようになるので、あきらめずに頑張ってほしい。
【超簡単】本当に効く重要水平線の引き方を公開する。 2021/08/08投稿