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ようこそお越しくださいました。ありがとうございます。
今回は、
【手法公開】FX専業トレーダーのエントリーまでの流れを解説してみた 2020/11/05投稿
の動画から学ばせてもらいます。ハイトレさん、いつもありがとうございます。
ぜひ、元の動画を御覧ください。必ず、何らかの学びや気付きがあります。
併せて動画の下にあるコメント欄も一読してみると理解が深まると思います。誰かの意見が自分の助けになります。
以下は、動画内容のまとめを兼ねた個人的な備忘録になります。
■FX専業トレーダーのエントリーまでの流れ
エントリーまでの流れは、この3ステップから成る。
1. 環境認識、通貨ペア絞り
2. チャートの波形を確認
3. 短期的に補助線を引いてエントリー
◆1. 環境認識、通貨ペア絞り
ここでは4時間足を軸にしたトレードをするという前提で話していく。
朝のうちに環境認識をしてトレードする候補となる通貨ペアを絞り込む。
環境認識ではチャートの波の形やそこに至るまでの動き方を把握しつつ、水平線やチャネルを引く。
新しく引く場合もあれば、修正して引き直す場合もある。
その時の状況に応じて必要なものを引けばいい。
朝、その日のうちにエントリーチャンスが来そうな通貨ペアをピックアップし、自分が見やすいように画面に配置したら、後の時間は自由。
そして、エントリーしたい価格『帯』にアラートを設定して、そこまで価格が来たらスマホに通知が来るようにする。
後はPCが無くてもスマホでトレードができる。もちろん、PCでトレードしてもいい。
スマホでトレードすることができるのは、PCで予め通貨ペアの絞り込みをしているからこそ。
必要な努力をしているからこそ、自由を獲得できる。
4時間足は一日に6本しか形成されないため、大まかにだが値動きの予想はつく。そのため、ストレスがたまらずに済む。
スキャルピングで疲弊している人や兼業でトレードしている人には4時間足を軸にしたトレードをオススメしたい。
朝に一日のほとんどの仕事が終わるので、一日中チャートに張り付いておく必要は無い。
なお、ハイトレさんは為替だけでも35通貨ペアほど監視していて、その中から絞り込んでいる。動画の02:05あたりを参照。おそらく、TradingViewを使用。
為替以外にも、ゴールドやシルバーなどの「商品」や、日経225やダウなどの「指標」もいくつか見ている。
基本的にはトレンドフォローやトレンド転換の形しか狙わない。
例えば、こんな感じ。
以下、左のトレンドフォローと右のトレンド転換の共通説明になる。
「1」の値動きをしている通貨ペアはエントリーチャンスが来る可能性がある。この画像の図は丸々、覚えておいた方がいい。
チャンスの可能性がある通貨ペアを一覧にして、そのすべてにアラートをかけておく。
その時点では「1」の先端の位置が現在値。
そこから「2」の水平線の位置まで戻ってきたときにアラートが鳴るように設定しておく。
そして、「3」の状態になったらエントリーする。
まとめると、
「1」の状態になっている通貨ペアをピックアップ → 「2」にアラートを設定 → 「3」でエントリー
となる。
とは言っても、チャートがこんなに分かりやすく動くことは少ないが、やることは基本的に「1」「2」「3」の繰り返しになる。
慣れてくれば複雑なチャートでもこのやり方を使ってエントリーできるようになる。
最初のうちは「トレンドフォロー」になりそうな通貨ペアだけを探した後、「トレンド転換」になりそうな通貨ペアを探せばいい。
同時にやろうとすると漏れが発生する確率が高くなってしまう。
そもそも、同時並行でやる必要はないし、もしやるなら「トレンドフォロー」と「トレンド転換」の判別に十分に慣れてからでいい。
目的は「1」の状態になっている通貨ペアを探すこと。それができればやり方は問わない。
ここまでの話を聞いて「もっと特別な秘密のシグナルで判断していると思っていた・・・」と思ったかもしれない。
一般的に、手法と言えば「RSIが20のときに買い」とか「移動平均線がデッドクロスしたときに売り」のような単純明快なものだと思われている。
だが、それは完全に誤解。
単純明快な手法というのは数字で完全に判別できるものであり、それはインジに頼ったものになる。
単純明快にも複雑すぎる手法にも、必ず弱点がある。
それで勝ち続けることは限りなく不可能に近いと言える。要は、バランス。
インジだけで継続的に安定して勝っている人はいないと思われる。もしいると思うのなら、その真偽を疑った方がいい。
もしもインジで本当に勝てるならEAかBotを作ればいいということになる。
それは最早、「聖杯」であるが、そんなものは存在しない。
勝ち続けるためのやり方とは、「型」を見るやり方。
チャートとは、人間の心理と思惑が重なって混ざり合ってできたものであり、そこには一定のクセやパターンが存在する。
それらを覚えてその型になったときだけを狙って勝負すれば、利益が積み重なっていく。
歴史は繰り返すものであり、人の行動パターンは昔からほぼ変わっていない。
だからこそ、そこに勝機がある。そしてそれを利用することで実際に勝てる。
だが、このやり方も完璧ではない。だからこそ、資金管理を使う。資金管理はどんなときでも必須の要素となる。
◆2. チャートの波形を確認
ピックアップしておいた通貨ペアのアラートが鳴ったら、今一度、波形を確認する。
アラートが鳴ったからといって必ずエントリーするわけではないので、注文方法は「成行注文」を使う。「指値注文」は使わない。
成行注文を使う理由は、「チャートの波形」こそがエントリーの可否を決める最重要要素だから。
アラートが鳴るに至るまでの値動きの仕方によってはエントリーを見送ることもある。
例えば、
のような値動きをしたとして、105円の押し目に値が来た場合、
A:ロングでエントリーする
B:エントリーしない(次のチャンスを待つ)
という判断になる。
105円まで下がってきた事実が重要なのではない。重要なのは、どんな値動きをして105円まで来たのか?ということ。
そのため、105円に至るまでの波形を確認し、自分が狙っていた流れになっていなかったらエントリーはしない。
Aは小さく下降トレンドを作ってはいるが直近安値を下回ってはいないので上昇継続。下位足で105円付近の値動きが上がったことを確認してからロング。
Bも小さな下降トレンドを作っていて、それ以外にもダブルトップ、場合によっては三尊を作っているので一時的にしろ、下降する確率の方が高いと推測できる。よって、ロングでのエントリーはしない。
同じ105円への到達ではあるが、そうなるまでの値動きによってエントリーする場合もあれば、エントリーしない場合もある。
狙っている位置に来たら、狙っている波形になっているかを判断する。エントリーするかどうかは波形次第。
◆3. 短期的に補助線を引いてエントリー
「2」でアラートが鳴り、狙っていたとおりの値動きで推移してきた場合、ここで初めてエントリーすることを前提にしてエントリータイミングを計る。
見方は、4時間足から15分足、5分足、1分足と順に下げて見ていく。
これらの短期足(下位足)に水平線やトレンドラインを引き、それらを超えて根拠があるエントリーになると思えたらエントリーする。今回のエントリーはロング。
例を挙げると、こんな感じ。
このエントリー場面は良い意味で大雑把な判断でいい。
短期レベルで完璧に底を取ってロングしようとすると、いつまで経ってもエントリーできなくなる。
そうなるとせっかくのチャンスを逃してしまう。だから、良い意味での大雑把なエントリーの方がいい。
ここまで、エントリーの3ステップを見てきたが、
1. 環境認識、通貨ペア絞り
2. チャートの波形を確認
3. 短期的に補助線を引いてエントリー
「1」と「2」のステップこそが肝心な部分だと言える。「3」の短期足でのエントリーは適当でいい。
勝てている人は「1」と「2」を大切にし、負けている人は「3」だけを大切にしている。
その違いが結果に大きな違いを生む。
全体の大きな流れや波形に注目してトレードをすると良い結果につながりやすくなる。
今回の話は難しかったかもしれないが、トレードにおいてとても重要な話だったので、是非、活かしてほしい。
FXの勉強とは本を読んだり高額な教材を買うことではなく、目の前のチャートを見て自分の弱点を克服していくこと。それが資金を増やすための本当の勉強法。
学校のテスト対策のような勉強をしていてもFXで勝てるようにはなれない。
無駄なお金を使わずに、目の前のものと真剣に向き合って学び取っていくのが一番速い。
チャートを見まくって自分の弱点を克服していく。これが勝てるようになるための結論だと思う。
【手法公開】FX専業トレーダーのエントリーまでの流れを解説してみた 2020/11/05投稿