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ようこそお越しくださいました。ありがとうございます。
今回は、
【完全版】フィボナッチの本当の使い方と具体的なエントリー方法 2021/05/12投稿
の動画から学ばせてもらいます。ハイトレさん、いつもありがとうございます。
ぜひ、元の動画を御覧ください。必ず、何らかの学びや気付きがあります。
併せて動画の下にあるコメント欄も一読してみると理解が深まると思います。誰かの意見が自分の助けになります。
以下は、動画内容のまとめを兼ねた個人的な備忘録になります。
■フィボナッチの正しい引き方
フィボナッチとは、トレーダーを含む「人」が無意識のうちに認識する割合のこと。
全体に対して
23.6% 、 38.2% 、 50% 、 61.8% 、 76.4%
という割合が意識されることが多い。
50%を中央にして、左右の数字同士を足すと100%になるようになっている。
38.2%+61.8%=100%
23.6%+76.4%=100%
別な見方をすると、
100%-38.2%=61.8%
100%-61.8%=38.2%
100%-23.6%=76.4%
100%-76.4%=23.6%
とも言える。要するに、上からと下から同じだけ離れているということ。
このフィボナッチの比率は、押し・戻りを計るときによく使われる。
大まかすぎる説明になったが、FXで稼ぐためにはこれくらいの知識があれば十分。細かすぎる知識はトレードの邪魔になる。
フィボナッチは押し・戻りを計る以外にも有効な使い方がいくつかあるが、ひとまず、今回の押し・戻りを計る方法を自分のものにすれば十分に稼いでいける。
一つ言えるのは、テキトーなフィボナッチを引いても負けるだけということ。
この引き方を間違えている人が本当に多いので、ここで正しく覚え直しておいてほしい。
フィボナッチを引くときに一番大事なことは、「『完成した』エリオット波動『第1波』に対して線を引く」こと。
これは非常に大事。一番大事。
これを知らずに、あるいは間違えて覚えている人はテキトーに高値・安値にフィボナッチを引いている。
それで使いこなしている気になるのは自由だが、勝てないままで終わってしまう。
そもそも、フィボナッチリトレースメントは押し・戻りを計るために使うもの。
つまりそれは、第3波の視点を見つけることと同義である。
だから、完成した第3波にフィボナッチを引いても意味がないし、完成していない第1波にフィボナッチを引いても意味がない。
これが大原則となるフィボナッチの使い方。このことをしっかりと押さえておかないといけない。
世間ではこの大原則から外れた使い方がされており、とにかく61.8%、50%、38.2%という数値を使えばいいと勘違いされている。
そして、その勘違いでの偶然の反発を「よく反発する」とか「よく効いている」などと言ったりする。
だが、冷静に考えれば相場は一方方向に動きっぱなしにはならずにどこかで必ず反発するので、フィボナッチをテキトーに引いてもどこかの割合の数字で反発するのは当たり前のこと。
チャートを後から見て「○○%で反発していたな」と過去形で言ってもまったく意味がない。
その場でリアルタイムでの判断ができてこそフィボナッチは意味を持ち、利益につながる。
後付解説は誰でもできるし、「過去を解説する」のと「現状に対応する」のはまったく別の話。
ここからはチャートを見ながらフィボナッチの引き方を解説していく。
赤のラインの中でフィボナッチを引くとしたら、どこに引くだろうか? 自分なりに考えてから読み進めてほしい。
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フィボナッチは「完成した」エリオット波動第1波に対して引くもの。
正解は下のようになる。
結果として50%で反発して黄色の丸で第3波がスタートしている。
ここで重要なのはフィボナッチを引くことではない。本当に重要なのは、なぜこの位置にフィボナッチを引いたのかという根拠。
これが説明できなければ実際のトレードでフィボナッチを使うことなどできない。
ここで思い出してほしい。
フィボナッチの大原則として、フィボナッチは「完成した第1波」に対して引く。
つまり、第1波を見極めることが重要となる。
第1波を見極める方法については、この動画が非常に参考になる。
参考になるというよりも、この動画↓を見てからでなければここから下の話は意味不明になってしまうかもしれない。
【超簡単】たった10秒で環境認識をする方法 2021/04/22投稿
今回の場合なら、下降に対しての戻りを見るためにフィボナッチを引くのだから、上昇トレンド最後の押し安値を探せばいい。
「上昇トレンド最後の押し安値」は黄色の丸のところなので、その価格(黄緑のライン)を実体で下抜けしたときがフィボナッチを引く準備をしておく段階だと言える。
そして、下抜けしたときは陰線になるはずなので、その陰線の後に出た陽線を確認したらフィボナッチを引く。
ここまで確認して、ようやくフィボナッチは引くことができる。
今回の大原則やエリオット波動の理論が分かっていないと、第1波がまだ完成していない青の丸のところや、すでに第3波が始まっている緑の丸の安値などでフィボナッチを引いてしまう。
要するに、そのときの気分で何となくフィボナッチをひいていては負けるということ。
繰り返しになるが、フィボナッチは「完成した」第1波に対して引くもの。
すでに気付いていると思うが、フィボナッチはエリオット波動の成り立ちや第1波の定義などの基礎的なことが分かっていないと正しく引くことはできない。
フィボナッチを使うためにはトレードの基礎力が必要になる。
無理してフィボナッチを使って間違うくらいなら使わない方がいい。
まだエリオット波動を理解しきれていないと思うなら、これらの動画が非常に参考になる。
「ゆっくり実況」FXエリオット波動完全講義 利益がでる第3波をとる方法は? 2020/06/21投稿
【完全版】エリオット波動1波.2波.3波の見極め方とトレード方法を完全解説 2021/04/14投稿
【神回】エリオット波動4波、5波の見極め方とトレード方法を完全解説 2021/09/16投稿
原則を理解できたところで、次は大きい波と小さい波について解説していく。
まずは下の画像を見てほしい。
ここまでに見てきた原則に当てはめると、黄色の丸が下降トレンドの最後の戻り高値になる。
そしてその戻り高値を超えて上昇し、上昇後に陰線を作ったら、その上昇の高値を第1波の終点としてフィボナッチを引くことができる。
それによって第2波の終点(第3波の始点)付近から第3波を獲ることができる。
ここまでが上で学んだことの復習。
さて、ここからが大きい波と小さい波についての話になる。問題となるのはここから。
第3波が完成した後、トレンド転換せずにそのままトレンドが継続することも多々ある。
それは決して珍しいことではなく、普通に起こること。
そのときの大きなトレンドの獲り方とフィボナッチの引き方を解説していく。
トレンドが継続する条件は、
1. 第3波が第1波の値幅分を伸びていること
2. 上昇トレンドの最後の押し安値を下抜けていない
の2つ。これを満たしているときにトレンドは伸びる。
「1」については、今回はしっかりと伸びていることが分かる。
「2」については、
もしこの価格を下抜けるとトレンドが転換する可能性が出てくるが、現在は緑の丸の価格を下抜けていないので条件をクリアしている。ダウ理論での上昇トレンド継続中。
この2つの条件をクリアしていたらトレンドが継続すると仮定することができる。
そして、第1波から第3波までの一連の波を大きな1つの波、第1波として扱う。
その大きな第1波に対してフィボナッチを引く。フィボナッチを引いたチャートはこのようになる。
第1波から第3波までを合成した大きな第1波に対してフィボナッチを引くと、その大きな第1波に対しての第2波(戻り)ができる。
今回は38.2%で反発し、第3波が始まって上昇していった。
これは要するに、短い時間足の値動きがより大きな時間足の値動きにつながったということ。
その値動きが最終的にどの時間足までつながっていくかは分からないが、ひとまず、次の時間足にはつながったということになる。
トレンドというのは必ず小さな時間足から始まる。上昇も下降も共通。
1分足のトレンドが5分足につながり、5分足のトレンドが15分足につながり、ついには日足や週足での大トレンドになる。
値は上がるときはどこまでも上がるし、下がるときはどこまでも下がる。
それを波で考えることで、どこまでもそのトレンドを追っていくことができる。
トレンドが途中で途切れて反転するようなら、トレンドはその時間足までで終わったということ。
別な言い方をするなら、それよりも上位の時間足での反転の時期に入ったということになる。
値動きは上昇と下降を繰り返しながら動くが、
上昇幅 > 下降幅
が続けば上昇トレンドとなって上がっていくし、
上昇幅 < 下降幅
が続けば下降トレンドとなって落ちていく。
ちなみに、
上昇幅 ≒ 下降幅
でほぼ同じくらいの大きさならレンジになる。
■フィボナッチの具体的なエントリー方法
前述したフィボナッチの正しい引き方と考え方を理解して実践すればエントリーは簡単だと言える。
結論から言うと、フィボナッチの
38.2% 、 50% 、 61.8% 、 78.4%
で反発したローソク足を基準足にして、その基準足を実体レベルで反対側に超えて確定したらエントリーすればいい。
このチャートを例にして解説する。
第1波が完成した後にフィボナッチを引いて上昇の第2波を待っていると、
50%のライン付近で反応しているのが分かる。黄色の丸の位置。
この50%に反応した陽線を基準足として、その足を実体レベルで下抜け確定したらショートでエントリーする。
今回は次の陰線で直前の陽線を超えてきているので、すぐにエントリーしてもいい。
損切りは黄色の丸の少し上。
利確は第1波の値幅分を第3波で獲ってもいいし、控えめに直近安値(第1波の終点)にしてもいい。
どっちにしてもかなりリスクリワードの良いトレードになる。
次はこのチャートを見てほしい。
第1波が完成して第2波を待っていると、一番最初に意識されて反発したのが38.2%の緑ラインの価格。
反応したローソク足が黄色の矢印。
そのローソク足を基準足として、そのローソク足を上抜け確定したタイミングでエントリーする。
損切りと利確は先ほどの日足の場合と同じ。
この38.2%に達する前に下の画像の青の丸でエントリーできるのでは?と思うかもしれないが、ここではできない。
その理由は、この位置ではフィボナッチの数値(38.2%、50%、61.8%、78.4%)のどれにも反応していないから。
反応していないので、青の丸ではエントリーしない。
第1波(仮)に対して正しくフィボナッチを引いていれば、フィボナッチの数値(38.2%、50%、61.8%、78.4%)でしっかりと値が反応する線を引ける。
なので、そこ以外での値動き(反発)は無視していい。
ただし、自分が引いたフィボナッチが正しければ、の話。
まずは正しい第1波を認識する必要がある。そのためにもプライスアクションやチャートパターンも常に意識しておかなければならない。
もし間違って青の丸でエントリーしてしまったとしても適切な損切りをして、次の38.2%での反発のときにエントリーできればいい。
そうすればトータルでプラスになり、利益を残すことができる。
仮に第3波を全部獲り切ることができれば、それだけで莫大な利益になる。
負けがあっても何も問題はない。個々の結果ではなく、トータルで考えて利益が出ればそれでいい。
フィボナッチの使い方は今回話したことがすべてではないが、まずはこの講義を通して間違えていたフィボナッチの使い方を改め、実戦で使えるようにならないといけない。
フィボナッチを本当の意味で理解できたら、それだけでFXで食っていける。
簡単ではないが、真剣の努力する価値が十分にあると思う。
【完全版】フィボナッチの本当の使い方と具体的なエントリー方法 2021/05/12投稿